ビジネスローン1
ビジネスローンは、代表者の属性や決算書の内容等を審査基準にし、金利や融資額、期間を機械的に決定する融資手法で審査がとても簡単だ。大手銀行が中小企業への融資開拓を低コストで短期間に行うのには、ビジネスローンは便利な商品だった。中小企業にとってはビジネスローン審査時間が短い上に、第三者保証不要・原則無担保(三菱東京UFJ銀行の融活力)で、それ以外の債務超過でない等のビジネスローン審査基準もクリアしていれば、以前は比較的簡単に融資を受けられたと思う。
しかし、ビジネスローンは、返済不能となった中小企業が多発したことにより、最近では厳しくなっている。その原因としては、以下の3点が考えられる。
・ほとんど決算書の数字のみでビジネスローン審査を行っていたが、粉飾または偽造された決算書を見抜くことができなかった。この融資手法を悪用し、決算書やビジネスローンの申告書を偽造する詐欺集団も存在していた。
・建築基準法の厳格化、燃料・原材料の高騰等々、中小企業を取り巻く環境が急激に厳しくなったことによる業績悪化で、想定以上に貸し倒れが発生した。
・残高や融資件数を重視するあまり、また他行との競争もありビジネスローン審査が甘くなってしまった。また貸せるかどうかが重視され返済できるかは二の次だったようだ。この規模の会社にこんなに融資してくれるの?ということがよくあった。
このようなことから、今までの審査又は撤退を改め、大手銀行はビジネスローンの代替として、通常貸出へシフトや信用保証協会付き融資の推進している。多くの中小企業に対しては、中堅企業は別としても、保証協会付き融資を勧めてくるでしょう。